エクメーネとアネクメーネは、高校地理で学習する重要用語です。
この記事では、
- エクメーネとアネクメーネの意味
- 世界の具体的な地域例
- なぜ住めないのかという理由
- 技術発展による変化
- 覚え方とテスト対策
までをまとめて解説します。地理が苦手な人でも理解できるよう、できるだけシンプルに説明します。
エクメーネとは何か

エクメーネ(Ecumene)とは、人間が居住している地域のことです。
地球の陸地のうち、約90%がエクメーネにあたるとされています。ただし「人が住んでいる」といっても、都市のように人口が密集している場所もあれば、農村のようにまばらな場所も含まれます。
アネクメーネとは何か

アネクメーネ(Anecume)とは、人間がほとんど居住していない、または居住できない地域のことです。
人口は極端に少ないか、ほぼゼロに近い場合が多く、自然環境が厳しいことが特徴です。
アネクメーネの地域例
代表的なアネクメーネの例は次の通りです。
- 南極大陸
- 北極圏
- サハラ砂漠
- ヒマラヤ山脈
- グリーンランド内陸部
これらの地域は、気候や地形が厳しく、生活に適していないため、人が定住しにくいのです。
なぜアネクメーネになるのか(自然条件)
アネクメーネになる理由は、大きく分けて「自然条件」にあります。
寒冷
極地や高緯度地域は気温が極端に低く、農業が難しいため定住しにくいです。
例:南極、シベリア北部。
乾燥
降水量が非常に少ない地域では、水の確保が困難です。
例:サハラ砂漠、アラビア砂漠。
高度
標高が高いと気圧が低く、酸素が薄くなります。
例:ヒマラヤ山脈、アンデス山脈高地。
永久凍土
地面が一年中凍っていると建物や農業が困難です。
例:アラスカ北部、カナダ北部。
技術進歩で変わるアネクメーネ

アネクメーネは「絶対に住めない地域」というわけではありません。
技術の進歩によって、アネクメーネがエクメーネに変わることもあります。
具体例としては次のようなものがあります。
- 掘り抜き井戸による地下水の利用
- ダム建設による水資源の確保
- 運河・灌漑農業による砂漠の緑地化
かつては人が住めなかった地域でも、現代では都市が形成されることがあります。
覚え方と語源
覚え方
- エクメーネ=エク(外へ広がる)=人が広がって住んでいる
- アネクメーネ=ア(否定)+エクメーネ=住んでいない
「ア」がつくと否定になる、と覚えると簡単です。
テスト対策 一問一答
Q1. エクメーネとは何か?
A. 人間が居住している地域。
Q2. アネクメーネとは何か?
A. 人間がほとんど居住していない、または居住できない地域。
Q3. アネクメーネの例を2つ挙げよ。
A. 南極、サハラ砂漠 など。
Q4. 技術発展でアネクメーネが変化する例は?
A. 灌漑農業、ダム建設、砂漠都市の形成など。
まとめ
- エクメーネ=人が住んでいる地域
- アネクメーネ=人が住めない、またはほとんど住んでいない地域
- 判断基準は主に自然条件
- 技術進歩で境界は変わる
