簿記3級の伝票についての勉強記録をつけておく。次の4つのポイントで整理した。
3つの伝票
伝票とは、取引を記録する紙。仕訳帳の代わりに記録する。
起票とは、伝票を作成すること。
三伝票制とは、入金伝票、出金伝票、振替伝票の3種類の伝票に取引を記録すること。
振替取引では、現金の勘定科目を使わない。
それぞれの伝票には1つの取引だけを記録する。
一部現金取引
「入金取引と振替取引」または「出金取引と振替取引」が、1つの取引の中で行われること。
【例】商品150円を売り上げ、代金のうち50円を現金で受け取り、残りは掛けとした。
この取引を仕訳すると次のようになる。これを2枚の伝票に起票する。起票方法は「分割」と「擬制」の2通りある。
分割
売り上げ150円のうち、50円を入金伝票に起票して、100円を振替伝票に起票する。
擬制
「法律上、同一とみなすこと」を擬制というらしい。
総勘定元帳への転記
総勘定元帳への転記は2通り。個別転記(伝票→総勘定元帳)と合計転記(伝票→仕訳日計表→総勘定元帳)。
個別転記については、売掛金元帳・買掛金元帳への転記と同じなので省略。合計転記について記録する。
売掛金元帳・買掛金元帳への転記
売掛金元帳と買掛金元帳へは、伝票から直接転記する。これを個別転記という。