内容
聞く力があれば、うまく会話ができて主導権が握れると述べている。
会話上手というと、自分からどんどん話をする人というイメージがある。しかし本書によると話すことが苦手なままでも構わないそうだ。そのかわり聞くことが大切だと説く。
3章で構成されている。1章では聞く力のある人がうまくいく理由、2章では人から好かれる聞き方、3章では人から嫌われない聞き方を解説している。
2つの聞き方で好印象をキープ
本書では聞き方を2つに分けている。「人から好かれる聞き方」と「人から嫌われない聞き方」だ。字面からどっちも同じようなものに思えるので自分なりに言いかえてみた。
好かれる聞き方→やったほうがいい聞き方。嫌われる聞き方→やってはいけない聞き方。
やったほうがいいこととやってはいけないことにわけておくと、会話のときにも実践しやすくなる。
好かれる聞き方(やったほうがいい聞き方)ばかりに集中するあまり、嫌われない聞き方(やってはいけない聞き方)で会話をしてしまうかもしれない。
そうなると、いくらいい聞き方をしていても、嫌われる聞き方のせいで印象が引き下げられてしまう。好印象はできるだけキープしておきたい。そこで、嫌われない聞き方を意識して会話をすれば、無駄に印象を下げなくてすむ。