【映画の感想】『ドラゴンボール超 ブロリー』の迫力満点の戦闘シーンに圧倒される!

『ドラゴンボール超 ブロリー』は、シリーズのファンならずとも楽しめる超ド級のアクション映画です。手に汗握る激しいバトル、そして新たなブロリーの魅力が詰まっています。

観終わった後には、「これぞドラゴンボール!」と叫びたくなるほどの興奮を味わえる作品でした。バトルシーンのスピード感やダイナミックさはもちろん、キャラクターの描かれ方やストーリー展開も非常に魅力的です。

この記事で本作のあらすじ、見どころ、そして個人的に感じた魅力を語りたいと思います。

物語の序章:サイヤ人の過去と運命

本作の冒頭は、サイヤ人の故郷「惑星ベジータ」での出来事から始まります。サイヤ人の歴史や、フリーザの侵略によって絶滅の危機に瀕する様子が描かれており、シリーズのファンにとっては感慨深いものがあります。過去の作品でも惑星ベジータ崩壊の話は語られていましたが、今回はより詳細に、そして新たな視点から描かれています。

特に、悟空の父・バーダックの存在感が強く、息子を守るために奔走する姿には心を打たれます。一方、ベジータも命令を無視したことで生き延びます。そして、ブロリーは幼い頃から辺境の惑星へと追いやられ、過酷な環境の中で生き延びることになります。

この3人がどのような運命をたどるのか、その導入部分がしっかりと描かれているため、物語に一気に引き込まれます。ドラゴンボールシリーズの映画は、基本的にバトルがメインですが、本作では物語にも重みがあり、単なるアクション映画では終わらない深みを持っています。

圧倒的な戦闘シーン!シリーズ最高峰のバトルアニメーション

本作の最大の魅力は、なんといっても「圧倒的な戦闘シーン」です。南極のような氷の大地で繰り広げられる悟空・ベジータVSブロリーの戦いは、ハイクオリティなアニメーションで描かれています。

まず目を引くのは、キャラクターの動きの滑らかさです。スピーディーなバトルが展開される中でも、一つ一つの動作が非常に丁寧に描かれており、まるで実写映画のような臨場感があります。悟空とベジータが息を合わせて攻撃を仕掛けるシーンでは、カメラワークもダイナミックで、まるで自分が戦いの真っただ中にいるかのような感覚に陥ります。

さらに、エネルギー弾の演出も非常に力が入っています。ブロリーが繰り出す強大なエネルギー波が地形を破壊する迫力は圧巻です。岩山を次々と突き破りながら吹き飛ばされる悟空とベジータ、ブロリーの姿は、まさに「ドラゴンボールの世界ならでは」のスケールの大きさを感じさせます。

大人になってもワクワクする、まさに究極のバトルアニメーション。これだけの迫力を持つアニメ映画は、なかなかありません。まさに「ドラゴンボールのバトルアニメの到達点」と言えるでしょう。

まったく新しい「ブロリー」の魅力

過去の映画に登場したブロリーは、凶暴で破壊を楽しむ「伝説のスーパーサイヤ人」という設定でした。しかし、本作のブロリーはまったく異なるキャラクターとして描かれています。

本作のブロリーは、「圧倒的な強さを持つが、純粋で心優しい男」という新たな魅力を持ちます。彼は父・パラガスによって厳しく育てられたものの、純粋な心を持つ戦士です。しかし、一度怒りが爆発すると、理性を失い圧倒的な力を解放します。このギャップが、彼のキャラクターをより魅力的にしている。

また、幼少期から過酷な環境で生き延びてきたため、常識的な社会経験が乏しく、他人との関わり方を知らない部分があります。しかし、それゆえに彼の素直な一面が際立ちます。特に、チライやレモといった新キャラクターとのやり取りは、ブロリーの純粋さをより際立たせる要素となっています。

そして、本作ではブロリーの成長過程がしっかりと描かれているため、彼に感情移入しやすくなっています。かつての「暴れまくるだけの怪物」ではなく、背景や心情が丁寧に描かれていることで観る側も彼の成長や葛藤に共感できると思います。

怒れるブロリーの圧倒的な強さ


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ブロリーと言えば、怒りによってとんでもない力を解放するキャラクター。今作でも、その凶暴なまでの強さは健在です。

最初は普通の戦士として戦っていたブロリーが、キレて暴走する瞬間、その強さは一気に跳ね上がります。超サイヤ人ブルーの悟空とベジータですら、まったく歯が立たない圧倒的な戦闘力。理性を失ったブロリーは、まさに「暴走する戦闘兵器」のような存在です。

個人的には、ブロリーの「制御できない強さ」という点で、魔人ブウと重なる部分があると感じます。ドラゴンボール超には、ビルスのように「次元が違うの強さ」のキャラも登場しますますが、それでもブロリーや魔人ブウの純粋に暴れまくって圧倒するところは魅力的です。

フュージョン!ゴジータの登場


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悟空とベジータが力を合わせても勝てないと悟ったとき、彼らが選んだ手段が「フュージョン」でした。

映画ならではの演出として、二人が比較的すんなりフュージョンを受け入れるのも面白い。ベジータは若干嫌がるものの、これまでの経験を経て、「戦いに勝つためなら手を組むべき」という意識が芽生えているのがわかります。

そして誕生するのが、最強の戦士・ゴジータ。フュージョンのミスで一度はギャグシーンを挟むものの、完璧な合体が成功した後のゴジータの強さは圧巻です。

しぶとすぎるフリーザ


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本作の隠れた名シーンは、フリーザの粘り強さです。

悟空とベジータがフュージョンの練習をしている間、ブロリーの相手をし続けるフリーザ。フュージョンを失敗したことをか苦慮すると30分以上はボコボコにされているのに、それでも生き残るフリーザはやっぱりしぶとい。

また、過去のドラゴンボールでは残虐非道なキャラとして描かれていますが、今作では「くだらない願い」を叶えるために神龍を呼び出そうとするなど、ユーモアを感じさせます。

三浦大知の「ブリザード」が最高にかっこいい

映画の主題歌「ブリザード」は、まさにこの映画のための曲です。

歌詞には、「理由なんかなく、強さを求め続けるサイヤ人の生き様」が反映されているように感じます。悟空、ベジータ、そしてブロリーの、それぞれの信念や戦う理由が、この曲の中に詰まっているように思えます。

映画の熱量そのままに流れるエンディング曲として、最高にマッチしています。

まとめ:これぞ最高のドラゴンボール映画!

『ドラゴンボール超 ブロリー』は、シリーズの中でも屈指のアクション映画でした。圧倒的な戦闘シーン、新たなブロリーの魅力、ゴジータの活躍と見どころ満載。ドラゴンボールファンならずとも、アクション映画好きなら絶対に楽しめる作品です。

『ドラゴンボール超 ブロリー』はAmazon Prime Videoで視聴可能!

『ドラゴンボール超 ブロリー』は、現在Amazon Prime Videoで視聴することができます。

ただし、常に見れるわけではなく、配信が終了する可能性もあります。 しかし、数カ月すると再度視聴可能になるケースも多いので、もし今配信が終了していても、定期的にチェックしてみると良いでしょう。

見れるうちにぜひ視聴して、圧倒的な戦闘シーンを楽しんでください!

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