【読書メモ】AI時代の人生戦略「STEAM」が最強の武器である

読書メモ

STEAMとは?

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Aret(芸術)、Mathmatics(数学)の略。もともとはSTEMだったが、途中でArtも加わった。

本書の主張「STEAMを学べ」

理由

なぜSTEAMを学ばないといけないのか?その理由は2つ。

1つは、今ある仕事の45%が2013年から20年以内に機会に代替されるから。オックスフォード大学や野村総合研究所が発表している。この話は聞いたことがある。はじめはそうなるだろうなと思いつつも実感がなかったが、この数年で起こったことを振り返ってみると現実味を帯びてくる。

アメリカでは弁護士もすでに機械に置き換わっている話を本書でもしているがこれも何年か前にテレビで見た。ちょうどオックスフォード大学や野村研究所が仕事の大半がなくなると発表した時期だったと思う。

ニューヨークの事務所だったが、たしか裁判などを担当するエリート弁護士がいて、その下に機械、さらにその下に下級弁護士がいるという構図だった。本書によると、下級弁護士の仕事がAIに代替されているらしい。ぼくがテレビで見たのはその過渡期だったのだろう。

またこの時期、外資系の金融機関が200人のトレーダーを解雇して数人しか残っていないというニュースもあった。アルファ碁というAIが囲碁のプロの棋士に勝ったというできごともあった。たしか囲碁はパターンが多すぎてコンピューターの計算よりも人間の勘のほうが優れているという話だったはず。たしか10年位前までそのように言われていたはず。おまけに自動運転の車まで出てきた。身のまわりのことで言うと無人レジ、電子決済が増えた。

今ある職を失っても新しい職に就けるようにSTEAMを学んでおいたほうがいいようだ。

どうやって?

STEAMを学ぶと言っても、本格的に勉強しろと言っているわけではない。関連書籍を読んで世間並みの知識をアップデートすればいいという話。それくらいなら気負うことなくできそうだ。本書でもあるジャンルの本を読んだら他のジャンルを読むことを推奨している。専門家になるわけではないのだから、浅くても幅広く知識を知ればいいとのこと。

「そんなんでいいのか」とも思うが、テクノロジーの進歩に無頓着な人はとことん無頓着だ。実は言うと僕もそうだ。snsや電子決済を利用し始めたのもつい最近だ。だから、専門的でなくてもいいから、他人より少し詳しいだけでも先行者優位を享受できるのではないかと思う。

僕はわりと早めに、「インターネットやネット通販」を利用してきたほうだと思う。1999年からインターネットは使っていたし、2003年にはamazonも利用するようになった。今でこそ当たり前だが、このころはまだ利用している人が少なかったと思う。

それにもかかわらずネットに関する技術はいまだに何も知らない。ただ消費者として使っていただけだ。

99年ごろといえばサイトは手作り感満載のものばかりで今のように全然洗練されていなかった。このころ、HTMLやらCSSやらその他プログラミングを勉強しておけば小銭稼ぎができただろうに。

2003年当時、amazonを利用しているときも通販を利用する人も少なかった。これは絶対流行るなとは思っていたが、「自分が得するために何を勉強すればいいのか」ということには頭が働かなった。

そのことが今でも悔やまれる。あのとき僕はわりと優位な位置にいた。なのにボーっとして生きていたせいで何も得られなかった。

今日、ブロックチェーン、スクリプトチェーンなるものが第2のインターネットと言われているようだ。次こそはこの波に乗りたい。そのためにプログラミングを勉強するつもりだ。

おもしろかったところ

①もう存在しない仕事
②ナノセルロース
③MEMS
④正露丸

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