【読書記録】やりぬく人の9つの習慣

成功者たちに共通する思考・行動パターンがある

仕事やプライベートで目標を達成した成功者たちに共通する習慣(思考・行動パターン)を紹介している。成功者と言っても経済的・社会的に成功したという意味ではない。

これらの習慣の中には、一見するとあたりまえと思われるものもある。しかし、そうした簡単な習慣も実行しないと意味がない。

成功者の習慣を知っただけで満足してはいけない。必ず実行して目標を達成しようと思う。

意思力

目標を達成するには意志力が必要だ。成功者は意志力が強いかというとそうでもない。弱い時もある。意志力は使えばその分減っていく。

例えば、仕事や家庭でさまざまな選択をするたびに意志力が減っていく。そんなときに、甘いものがあるとダイエット中なのに誘惑に負けてしまう。

「食べない」という意志力(自制心)が残っていないからだ。しかし意志力を回復させるいい方法がある。それは意志力が高い人を思い浮かべることだ。

実践しようと思う習慣

何をいつまでにやるかを具体的に決める

目標に具体性を与えるとは次のようなことだ。

「もっと睡眠時間をとる」ではなく「午後10時までにベッドで横になる」。実際に眠れるかどうかはわからないが、眠れる可能性は高くなる。

「母と仲良くする」ではなく「母と週2回以上話をする」。仲良くしたいと思っているだけでは仲良くなれない。相手のことを思って相手が喜ぶような行動をすれば仲良くなれるのかもしれない。

しかし、実際に会って話をするほうが相手の考えを理解しやすくなるので、相手を思いやる行動がとれる。さらに、仲良くしたいという思いで接するので相手にもそれがつたわりやすくなると思う。

単に「やせる」ではなく「5キロやせる」というように数字を入れる。

さらに期限を設定して「やせる」ための方法を決める。筋トレ・ストレッチ・ジョギングなどが思いつく。さらに細かく内容を決める。筋トレにもいろいろ種類がある。やせるのに効果的なのはどの運動か。スクワットがいいのか、それとも腕立てがいいのか。

このように、具体的な行動(いつ(までに)何をやるか)を決めることで目標達成の可能性が上がる。

成功だけでなく障害もイメージする

目標達成のためには具体的な行動が必要であることはわかった。何が必要であるのかすぐに思いつかず具体的な行動をを設定できないときのあるかもしれない。

そんなときは、目標達成までの障害を考えるといいらしい。成功した時のことはイメージできるだろう。気分がいい。

しかし、それだけで満足してはいけない。目標達成までに克服すべき障害(課題)がいくつかあるはずだ。それらを明確にすることで具体的な行動が決めやすくなる。

if-thenプランニング

具体的な行動の設定に役立つのがif-thenプランニングだ。

「もしXなら、Yする」という意味。たとえば「16時になったら、電話をかける」、「午前中に報告書をかけなかったら、ごごの最初の時間に書く」というようなもの。

if-thenプランニングのメリットは「意識せず、毎日着実にこうどうできる」ことだ。やるべきことが事前にわっていると、自然と行動に移せる。

学校の時間割を思い出すと、if-thenプランニングの威力がわかる。学校では、積極的にやりたくもない勉強や運動をすることになる。いつ、何をやるかが決められているのでやらざるをえない。

やっている本人としては乗り気ではなくても、最低限の知識は身につくし運動もすることになる。目標がないにも関わらずできてしまう。

if-thenプランニングは「行動の自動化」すなわち「習慣を作る」のに有効な方法だとわかる。ポイントは「~しない」ではなく「~する」というプランをつくることだ。

目標達成はできるが簡単ではないと意識する

目標達成を無理だと決めつけて挑戦しないことはもったいない。

しかし、目標に到達するまでの障害に目を向けないのはダメだ。困難が伴うことを覚悟していないと途中でだらけてしまう。

障害を1つ1つ乗り越えなければ到達可能な目標も達成できない。これは自分にも思い当たる。「本気の8割出せば余裕だろ」という目標もいまだに達成できずにいる。

こうした事態を避けるために、目標までのステップを細分化することが必要だ。

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